9月 25
「ヒトは食べられて進化した 」をようやく読み終わりつつあるのですが、驚いたのはチンパンジーの狩りの話し。一般にチンパンジーは他のサルを襲って狩りをするし、仲間も殺すという話しはよく聞きますが、実は仲間を襲うという報告は1974年までは殆どなかったんだそうです。75年にチンパンジーの群れを観察していたチームが、チンパンジーへの食事を制限してキャンプから餌をやるしくみに変えた所、チンパンジー個体間の死に至る争いが観察されるようになったんだそうです。実際に自然環境の中で積極的に他個体を殺すような攻撃を行うことは非常に稀だということを言っています。ヒトのヒトに対する凶暴性はチンパンジーも含めた遺伝的なものだという思想は世界中に蔓延してますが、そういう話は原罪思想みたいなのをもっていると受け入れやすいんでしょうね。僕は無宗教ですが、どちらかと言えば小乗仏教に共感を覚えるので原罪っていう思想は良く分からないです。なので、チンパンジーの狩りの話も元々違和感があったのですが、この本を読んで少しすっきりしました。
今、サルの社会性実験なんかやってると、一見Dominantなサルは、空気も読めないあまり賢くないサルで、逆にSubmissiveに見えるサルは非常に賢いわけです。そういう賢いサルは、もしかしたら群れの中ではけっこううまいことやってるんじゃないかなと思ってたら、やっぱりそういう事が書いてありました。母系社会ではそれが大事らしい。ヒトもやっぱり空気の読める押しのあまり強くないのがモテの秘訣なのでしょうか?

9月 27th, 2007 12:42 am
引越しが多いと‘空気の読める押しのあまり強くない’というのは特に重要だと思います。日本人社会は特に、一度周りから浮いてしまうと苦しいですから・・・。