ふーむ 牡蠣
2月 06

たらづんと話していて、面白いなと思ったこと。

一般の会社員の能力を社会的に見えるようにすることは結構難しい。どこかの会社で、何かの大きな仕事をやり遂げても、それを誰が中心として行って、それに対して各自がどのように貢献したかという事を外から見る事は殆どの場合が不可能だ。つまり、今みたいに転職をステップアップの一つとして考える事が当たり前になると、自分をどのようにVisibleにするかということが大事になってくる。要するに各個人のSEO対策を常に考えるということが重要になってくる訳だ。おそらく世の中の殆どのヒトは、自分のSEO対策をあまり考えてないかもしれないけど、今みたいに、昔だったら絶対会う事の無かったヒトとコミュニケーションが取れる現在は、検索エンジンで名前を検索された時に何が出て来るかがすごく重要。そういう共有された情報がない場合、もしくはそれが信用ならない場合は、人脈や紹介状が大きな度合いを占めるというのは当然だ。他に判断の指標が無いんだから。

で、科学者はSEO的には非常に恵まれている。自分の業績は、専用の検索サイトを探せば多分人類が続く限り検索可能だ。それがどんなにつまらない小さな仕事でも、一旦検索エンジンに掲載されれば、ずっと残る。それって凄い事だと思うけど、科学者は当たり前にしか思わないから、あんまり感謝しない。たとえ指導教官と仲が悪くなっても、普通は論文に名前は残るもの。当然、その結果を元に、自分の能力を外に売り込んで生きていく訳で、ある意味普通の会社員よりも客観性は高くて売り込みがしやすい。

だから、もし研究者で食って行くなら、そこを活かして、自分の業績持って世界中のマーケットに売り出せば良いじゃない?ポスドクが余って国内で仕事がないなら、自らを輸出したらいいじゃん。「そんなこと言うならこの国を出てくよ。止めるなら今だよ」とか言わないでさっさと出ればいい。僕は何の迷いも無く出たから、なんで出ないのか正直分かんない。欧米から「頼むからもう来ないでください」とか「日本人研究者はもう採用やめよう」って政治問題化するくらい出て行けば良いんだよ。

どこで成功しようと、そういう頑張るヒトを僕は同胞として誇りに思う。日本国内に抱えるだけじゃなくて、外国に才能ある人々を送り込むことが出来るほどには、日本は余裕があるんじゃないかと思うけどね。こんなこと言うと、また怒られるのかもしんないけど、国外に出る事も国内で働く事も、等価に考えてみると、色々な意味が変わって来るかもしれませんよ。

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