昨年の4月からコースを取って、ラボのメンバー6人に毎週30分ずつコーチングらしきものを続けてきた。合間に自分でもコーチを受けて、それが昨日で9回目を終了して、認定コーチの受験資格が取れた。再来月に試験があるみたいなので、それに通れば晴れて認定コーチになれる。
まあ、僕の場合は認定コーチになったからと言って、何が変わる訳では無いけれど、いくつか気がついた事があるので、忘れないうちに簡単にまとめてみる。
まず、直接の利害関係者同士のコーチングはそうじゃない場合と比べて難しい気がすること。コーチングは、時間の制約があるときには効果が出しにくいので、リーダーと部下のように目的を共有していると、コーチングじゃなくてティーチングになりがち。それはそれで意味があるのだけれど、コーチングの目的から離れてしまっては折角の時間が勿体ない。僕の場合はやはり時間のリミットがあるから、ついつい短期的な成果の話になりがちだった。これはよくない。
2番目は、物事を腹落ちしてもらうことが本当に難しい事。繰り返し同じ内容をフィードバックして、たとえそれが完璧に頭に残って分かっていても、腹に落ちない限りヒトは変わらない。そのきっかけは大抵、今までの違う視点で物事を見るっていう単純なことなんだけど、それがなかなか難しいらしい。そういう視点移動のための質問レパートリーを沢山準備することが重要なんだと思う。
視点を変えるっていうのは、刑事ドラマとかで、「おかあさんは泣いているぞ」っていうのと同じ仕組み。つまり、おかあさん視点で現状を見ると、自分がどんな馬鹿な事をやっているかが分かるっていうこと。
3番目は、各自の成果を振り返ってもらうことで達成感を味わって貰うことが重要なこと。どうやら、ヒトは厳しい環境に置かれても、自分が達成した事を実感出来れば次に向かって行けるらしい。
僕は、キャラ的に恐いヒトということになっているらしいので、 どうしたものかと思っていたのだけれど、この達成感を味わってもらうという事が今まで抜け落ちていたので、そこをきちんとやれば、恐いキャラでも良いみたいだっていうのが分かった。それは褒めるって言う事じゃなくて、単純に過去の自分との比較をしてもらうだけで良いんじゃないかと。
そういう意味で、僕のステークホルダーのみなさんは、この1年弱で随分変わった。何より、僕と目的を共有出来ていることが大きい。さらに、みんな時間のマネジメントスキルが随分上手になったと思う。それらは、毎週一回30分の時間が無かったら起きなかった事だと考えると、とりあえず続けてきて良かったと思う。
試行錯誤ですが、もう少し続けてみようと思います。
