12月 30
今日は、知恵の樹
、生物から見た世界
、動物と人間の世界認識
、皮膚は考える
をやっつけました。「知恵の樹」はオートポイエーシスのお話で、自他の境界みたいな視点からオートポイエーシス興味を持ったのと、ちょっと前にTぷちくんからもらった脳を揺さぶる-オートポイエーシスの練習問題
の面白さが理解できなくて困っていたというのも理由。今までG司さんとかI上さんとかのモデルの話も、何が面白いのか良く分からなかったのですが、なんとなく分かってきたような気がします。細胞膜モデルをヒトの身体境界に当てはめて、社会空間での行動モデルみたいなものを作るのは面白いかもしれません。最終的に倫理と愛の話が出てきたのも、嬉しく思いました。
「生物から見た世界」と「動物と人間の世界認識」は、世界の認知はきわめて主体的であるというお話で、まあ当たり前といえば当たり前ですが、再確認するという意味でがーっと読み飛ばしました。「皮膚は考える」はタイトルに引かれて買ってみました。皮膚のつくる情報ネットワーク機能という視点は面白いと思いました。未達に終わった松本元先生とのコラボのエピソードは残念に思いました。
で、今は禅的生活をやっつけ中。でも、これは急いで読んでも意味がないので、ゆっくり読もうかと思います。明日は熊楠シリーズで行こうかと。
本を読んでいる合間に、iMacでのDVDリッピングを試してみた。Winで使っていたHandbrakeのMac版で「AKIRA」をiPod用にリッピングしてみましたが、簡単に出来ました。それにしてもAKIRAって凄いなぁ。
12月 18
今日の午後MITのセバスチャンのトークがありました。もちろん、今話題のコネクトーム計画について。内容はおおよそ予想していた通り。電子顕微鏡100台使って、1ミリ角の標本内部の全ての神経細胞の結合を記述するというプロジェクトです。話を聞きながら、無謀に見えるこの計画の矢面に立って説明するセバスチャンに共感を覚えました。
そんなことやって何になるんだ?一体どういう結果を予想しているんだ?本当にできるのか?なんていう嵐のような否定的な意見に対して、やんなきゃワカンネェだろと冷静に見栄を切るポーズは、素敵でした。内容の如何によらず、こういう探索的プロジェクトを進めようとする人たちが僕は好きです。
でも、現実問題として考えると、「順列都市
」のように、全脳コネクトームをスキャンできて、ヒトの意識すら再構成できるところまで持っていくという目的であれば科学者としてやる気もでますが、それは1ミリ角で精一杯の今の技術ではまず無理だしなあ。なので個人的にはコネクトームに関しては保留。
12月 14
昨日今日と連続して手術。昨日はチェンバー周りの肉芽の処理。かなりExtensiveにやってみました。今までは肉芽の処理はチョコチョコやるだけだったのを、今回は原因が分かるまで深く行ってみて、きっちりやってみました。これでしばらくは大丈夫な気がします。で、今日はチェンバーのリーク処理。最初の予定ではリーク点を特定してそこを埋めるだけだったのですが、アクリルを削ってリーク点を特定しようとしていたらチェンバーがグラグラしてきて、色々熟考した末、再建は可能でしたが、意図的にチェンバーを撤去する事にしました。そうは言っても、チェンバーを取るとそこを覆わないといけないので結構大変。特にうちのチェンバーは30X50ありますから、覆う面積はほぼその倍近く。これをなんとか皮膚を寄せて覆わないといけない訳です。形成の先生がいればなんてこと無い面積でしょうが、生憎僕は眼科以外やったことがないので、うーんといって悩んでいたら、うちには優秀な脳外科医がいることに気がつきました。で、Y向さんに相談してグイグイ縫ってもらいました。それにしても寄るもんですね。驚きました。
今回の二つのリカバリ作業で、実験終了後に動物を綺麗に元に戻すという可能性が見えてきました。そろそろ日本でも実験動物のリタイアメントプランを考えた方が良いと思いますが、そういう意味で大事な手術を経験しました。計画的なチェンバーの撤去が出来るというのは大きな力です。
ヘッドポストを無くして、チェンバーを小さくして、チャンネル数を増やして、無線にして、身体拘束をできるだけ無くして、そして実験が終わったら元に戻す。理研に移ってからは、そういう循環する実験システム構築を目指してきましたが、ゆっくりですが進んでいます。嬉しいです。
12月 07
自宅で使っていたXPS 2010が起動しなくなりました。がっかり。仕事のデータは入れてなかったので良いのですが、家でR4ってのは辛いです。何かの呪いかな。
一応修理の依頼をしますけど、とんでもない値段になりそうな気がします。こわー
追加情報:修理見積もりは167580円でした。
11月 14
テレメトリー用の実験セットアップを始めています。今回は、電極を今までと違う慢性埋め込みにするからインプラントの所から全部違う。なので、脳外科用の機械セットを一式購入。インプラント後は、テレメトリー装置をどうやってつけるかという事を考えないといけない。なので、スーツを作ったり、バックパックをデザインしたりと試行錯誤中。ついでに、ヘッドフリーで眼球位置を記録できる装置も開発中なので、全部がうまく動けば、結構インパクトのある記録システムが構築できることになります。今のなんとなく宙ぶらりんな感じは、2年前のモーションキャプチャを使い始めた時に似ている気がします。どこに到達するかは不明ですが、結構ワクワクします。
?似ているといえば、今日のお昼にレンズオタクに会いました。メガネのレンズの事を話し始めたら止まらない感じがしましたが、あとから聞いてみたらやっぱりそうでした。くだらないことにこだわるという所では似たもの同士感を感じました。
ちなみに新しい竹メガネは日米で好評です。このハイエナのような柄が、ヒトの気を惹きつけるのでしょうか?